神仙界の最高峰である紫微垣局(しびえんきょく)のさらに奥の院の昊天通明宮太上玄微玉清宮(通称”太微玉清宮”あるいは”火之宮“)に坐(ましま)す道教の実質上の最高神である十八代玉皇大帝(太極聖皇 關聖玉皇 玄靈高上帝)の王宮がある。
十八代玉皇大帝(太極聖皇 關聖玉皇 玄靈高上帝)は萬天を表し、天地萬物を統御し、諸神を統御し五常八徳、文武雙全(文武両道)を司る。
【儒門】では「五文昌」(關聖帝君、文昌帝君、孚佑帝君、魁斗星君、朱衣星君)の一角に数えられることから文武雙全(文武両道)を司り、【佛教】では「伽藍菩薩」と呼ばれ如来や菩薩を護法する菩薩に封ぜられていることから護法神の性格を兼ね備えており、【密教】では「馬頭観音」の眷属の「紅面獄主」又は「紅司命主」に封ぜられていることから業火の属性や南方位の護法を歴任し、【道教】では「三界伏魔大帝」などの除災、伏魔、武財神並びに十八代玉皇大帝(太極聖皇 關聖玉皇 玄靈高上帝)などに任命されていることから萬事如意、生意興隆(商売繁盛の意)、財運招来、悪霊退散、病魔退散などのあらゆる事象に靈験がある。
三界伏魔大帝としてのお役職の場合は丹天伏魔宮に住まう。
眞の天と通じたの堪輿術(風水)を駆使する風水師や道士が使う擇日家(吉日を選ぶこと)の間では玉皇(顕星、煞貢)とも呼び、天・地・人(天の時=神々の加護、地の理=土地の靈力、人の和=陰徳を積む)が三位一体で揃えば180日以内に昇給、出世、大金を得ることが叶い、過去世の業すら消災されてさらに神々から褒美を賜り、全ての凶事が大吉事に変わり神の力を得るといわれている。
本来は陰(黄)陽(赤)で一対となり、陰陽交わればその靈験はさらに強大なものとなる。
祀る場所
玄関或いは玉皇方位に祀る。
※サイズ:約40センチ×40センチ 2枚