道教の武財神で特に靈験があらたかだとされている武財神。武財神の聖號は南摩天官五路財神(趙公明)天尊と呼び、招財尊者陳九公、進寶尊者曹寶、納珍尊者蕭升、利市尊者姚少司などを従える四位神仙の統帥である。別名、五福財神、正一玄壇元帥、龍虎玄壇真君、趙西元帥、趙玄壇、中路五財神など。黒い虎に跨り鋼の鞭を持つことから”黒虎玄壇”とも呼ばれる。古くは疫病を司る瘟神であった。
捜神記、封神演義、三教源流捜神大全などにも登場する武神である。
張家界の五雷山には財神殿があり、正一玄壇元帥趙公明の神像がある。
神殿には「生財有道務必見利思義神無私定然佑善懲奸」と書かれている。
意味は「金儲けにも、道徳が必要であり、利益とともに正義を考えるべきである。神は公平であり善人を守り悪人を懲らしめる」と書かれていることから徳を積めば靈験は如実に表れるとされている。
生意興隆とは”商売繁盛の意”である。
祀る場所
玄関或いは年の財方位に祀る。
※サイズ:約15センチ×22センチ